2022年、日立製のドラム式洗濯乾燥機3機種を比較しました。
どんな違いがあるのか?
どれを買ったらいいの?
どんなポイントで見たらよいの?
以上のような疑問をもっているひとに役立つ記事をご提供いたします。
洗濯機の販売も行っている、まちのでんきやが独自の着眼点で3機種を比較します。
ポイントとなる機種ごとの機能差
機能 | BD-STX120H | BD-SX120H | BD-SV120H |
インターネット(IoT)機能 | 〇 | 〇 | × |
液体洗剤・柔軟剤自動投入 | 〇 | 〇 | 〇 |
液晶タッチパネル | 〇 | × | × |
乾燥フィルターレス | 〇 | 〇 | 〇 |
AIお洗濯 | 〇 | 〇 | × |
温水機能 | 〇 | 〇 | × |
風アイロン | 〇 | 〇 | 〇 |
スチームアイロン | 〇 | 〇 | × |
表の型名左から、最上位モデルであるBD-STX120H、中間モデルのBD-SX120H、廉価モデルのBD-SV120Hです。
左側の機種がもっともお値段が高く、右に行くごとにお値段が下がります。
日立のドラム式洗濯乾燥機は表に載せていない他にも機能がいろいろあります。
ですが、3機種を比較するうえで重要なポイントとなる機能のみ抽出しています。
黄色背景つきとなっている部分がまちのでんきやがとくに重要と考えるポイントです。
基本性能の洗浄・乾燥機能に差はほぼなし
まず、前提として3機種ともに洗浄・乾燥機能に差はありません。
BD-STX120H、BD-SX120H、BD-SV120Hともに洗濯容量は12kg、乾燥容量は6kg
BD-STX120H、BD-SX120H、BD-SV120Hともに乾燥フィルターレス搭載
BD-STX120H、BD-SX120H、BD-SV120Hともに乾燥方式は風アイロン、水冷除湿方式
BD-STX120H、BD-SX120H、BD-SV120Hともに液体洗剤・柔軟剤自動投入搭載
洗濯機は衣類を洗って、乾燥する家電ですので基本性能で差がでると購入時にもっとも差別化の要因になります。
ですが、これら3機種の基本性能においては差がほぼありません。
AIお洗濯機能は廉価モデルのBD-SV120Hのみ搭載ありません。
ですが、そこまで大きく洗浄能力に差が出るわけではないので表には載せましたが重要ポイントと考えていません。
2022年に唯一、日立独自で採用した乾燥フィルターレスについても3機種共通です。
乾燥方式は風アイロン、除湿方式も水冷除湿方式で共通です。
以前のモデルでは除湿方式で空冷除湿もあったのですが、採用はありません。
空冷除湿で問題となっていた「におい」について対策記事も書いています。
また、注目したいのが3機種すべてで液体洗剤・柔軟剤自動投入機付きということです。
ドラム式洗濯乾燥機を買うなら自動投入は欲しいです。もっともおすすめする機能です。
どれを選んでも自動投入機つき、これは大きなポイントです。
2022年の各メーカー含めての自動投入機つき洗濯機の比較もおこなっています。
基本性能は同じ、あとは使用するひとがどんなオプション機能を望むのかによって適した機種が異なってきます。
温水機能は必要か|STX120H、SX120H
廉価モデルのBD-SV120Hのみ搭載がありません。BD-STX120H、BD-SX120Hは機能ありです。
温水機能は運転時間が長くなるので普段づかいには適していません。
水をヒーターで所定の温度に温める必要があるので時間がかかります。
温水機能は衣替えの季節であったり、がんこなよごれが付いたときに使うくらいかと思います。
ただし、「約15℃温め自動」は寒い季節限定ではありますが普段使いによいです。
寒い季節のときは水道水から流れる水の水温はかならず15℃未満になります。その水で洗濯すると洗浄性能は著しく下がります。
それを15℃に温めることによって、洗浄性能を高めることができます。
ワイドカラー液晶タッチパネル|STX120Hのみ
液晶タッチパネルは最上位モデルであるBD-STX120Hのみ搭載です。
サイズは大画面の7.8インチです。パナソニックは5インチ、東芝も7.8インチです。
パナソニック、東芝、日立、最上位モデルにはカラー液晶が搭載されています。
カラー液晶のメリット
- 大きな画面で、迷わずコースを確認、設定できる。操作がスマートフォンなどで慣れているので直感的にできます。
- お困りのときのサポート情報やお手入れ方法など、取扱説明書が手元になくても、イラスト入りの説明画面で分かりやすい。LEDや7セグの操作パネルと異なり、図をつかった説明ができます。
- スタイリッシュになる。電源入/切ボタン以外のごてごてした物理ボタンがなくなるので洗濯機のデザイン性がたかまります。操作パネルのお手入れも凹凸がないので除菌シートなどでさっと拭くだけなので簡単です。
ただし、カラー液晶はデバイスとして高価なのでその分お値段に反映します。
BD-STX120HとBD-SX120Hの差はカラー液晶が搭載しているかどうかだけです。
お値段の差は2.6万円になっています(価格.com最安値調べ 2022/12/16)。
2.6万円高くなっても最上位モデル、カラー液晶付きが買いたいかどうか判断しましょう。
スマートフォンアプリ連携機能|STX120H、SX120H
BD-STX120H、BD-SX120Hは搭載、BD-SV120Hのみ非搭載です。
日立は「洗濯コンシェルジュ」という洗濯機アプリを提供しています。
洗濯機をインターネットにつなげることで専用アプリから運転を設定したりスタートすることができます。
運転終了したときにお知らせする機能であったり、外出先で運転はあとどれくらいで終わるかな?ということがアプリでわかるので便利です。
2022年モデルにおいては、「運転時間からコースを選べる」機能が追加されています。各メーカーでもIoT機能搭載で専用アプリはありますが、この機能は日立唯一です。
洗濯スタート前に、中に入れた衣類の量を計測し、各コースの運転時間を一覧で表示。その日の予定に合わせてコースを選択できます。
標準コースでなら39分の運転時間だけど、おいそぎコースなら17分の運転時間。39分だと予定に間に合わなくなるので、おいそぎコースで運転させよう!というようなシーンで利用できます。
IoT機能は必須ではありませんが、あったらあったで便利です。
先進機能でもあるので今後さらに機能のアップデートが期待されます。
少しでもビビッ!ときたり、興味があるようでしたらぜひIoT機能搭載機種を選びましょう。
いやいや、このような分野には疎いのよ・・・、というひとには不要かもしれません。
お値段の比較
価格.com最安値調べ(2022/12/16)の結果は以下のとおりです。
あくまで全国のECサイトを含めた最安値ですので参考程度にとどめておいてください。
BD-STX120H | BD-SX120H | BD-SV120H |
\265,000 | \239,000 | \211,000 |
まちのでんきやの結論|今年の日立スリムタイプを買うなら・・・
- せっかくドラム式洗濯乾燥機を買うのでフル装備の洗濯機が欲しい、カラータッチ液晶が使いたいひと|BD-STX120H
- カラータッチ液晶がなしでぜんぜん問題なし、他は最上位モデルと同じ機能が魅力、IoT機能使いたいひと|BD-SX120H
- IoT、温水機能なしでよいひとなら|BD-SV120H
- ねらい目は20万ちょっとで基本性能は上位モデルと変わらない、最新の乾燥フィルターレス、自動投入搭載のBD-SV120H
廉価モデルであるBD-SV120Hはかなりお得だと思います。乾燥フィルターレスついていますし、自動投入も搭載です。最新のドラム式洗濯乾燥機をお安く堪能できます。
カラー液晶、IoT、温水機能、AIお洗濯などのオプションは妥協する必要はありますが、主要オプション機能(乾燥フィルターレス、自動投入)は搭載なので満足できるでしょう。
それでは、2022年モデルの日立ドラム式洗濯乾燥機のご紹介でした。
BD-STX120Hと旧モデルBD-STX110Gの比較・解説記事もあります↓