パナソニックの2023年ドラム式洗濯乾燥機の発売が決定しました。発売は10月です。
機種名はNA-LX129C、NA-LX127C、NA-LX125C、NA-LX113Cです。
旧モデル名はNA-LX129B、NA-LX127B、NA-LX125B、NA-LX113Bです。
形名末尾のアルファベットがB→Cにアップグレードされています。
最新モデルはどんな機能が変わったのか、どんなところがおすすめなのか解説していきます。
「選べるタンク」で、「おしゃれ着洗剤」か「酸素系液体漂白剤」を選べる新「トリプル自動投入」【NA-LX129C/LX127C/LX125C】
タンク1は液体洗剤、タンク2は柔軟剤、タンク3は「選べるタンク」で、おしゃれ着洗剤か酸素系液体漂白剤を選べます。
「子どもの汚れものが多い時期は漂白剤用、子どもが独立したらおしゃれ着洗剤用」など、ライフスタイルやお好みに合わせた使い分けが可能です。
旧モデルまでは、タンク3は「おしゃれ着洗剤」専用でした。
そもそもおしゃれ着をおしゃれ着用の洗剤で洗うひとは、かなりおしゃれに対して意識が高いひとが限定でした。
多くのひとはおしゃれ着も標準コースで洗っているひとが多いです。
そのため、これまでのトリプル自動投入は使い勝手の面で限定的であったと思います。
それが今回、酸素系液体漂白剤も対象になりました。これにより、タンク3の使用の幅が広がります。
とくに子供がいる世帯などは漂白剤を使っているひとも多いです。
漂白剤は一般的な洗剤では落としきれない、「色素汚れ」に強いです。
食べこぼしなどで生じる、食べ物による”色素汚れ”には漂白剤が効果的です。
そんな漂白剤も自動投入で使えるとなれば、漂白剤のヘビーユーザーは手間が大きく削減します。
指名買いも増えるのではないでしょうか。
また、NA-LX125Cにも自動投入機能を搭載しています。旧モデルであるNA-LX125Bには自動投入機能がありませんでした。
それに合わせて、質量も77→80kgにアップしています。
パナソニックのトリプル自動投入は他のメーカーにはない独自機能です。
【参考記事】【2023】各メーカーのドラム式洗濯機の独自機能を解説【なにが唯一?】
さらに、タンク容量は液体洗剤が約1010mL、柔軟剤が890mL、おしゃれ着洗剤および酸素系液体漂白剤が730mLで業界最大容量です。
【参考記事】【2022年】洗剤自動投入機で比較するドラム式洗濯機
「はっ水回復」コース【NA-LX129C/LX127C/LX125C/LX113C】
はっ水加工された衣類の着用に伴い低下したはっ水機能を、ヒートポンプ乾燥の熱(熱処理工程)を利用してよみがえらせます。
アウトドアウェアなどを安心して長く着ることができます。
(容量:1.6 ㎏まで(1枚のみ)、運転時間:約120分(冬場など温度が低い場合は、運転時間が180分になる場合あり))
撥水加工された衣類を回復させる新規コースです。
このコースは全ラインナップに搭載されています。
アプリ専用コースかな?と思いましたが、なんと製品にあらかじめ搭載されている標準コースでした。
操作パネルから選択して運転を開始することができます。
撥水機能が低下する原因は、撥水基が汚れなどで倒れてしまい、水が生地に浸透してしまうことが原因です。
その倒れた撥水基を熱を与えることでもう一度立ち上がらせて、撥水機能を回復させます。
「愛着のある服を長く着る」というコンセプトはとてもよいですね!
撥水機能付きの衣類は高めの衣類ですし、大切に長く使いたいですよね。
そんな需要を満たす新たなコースです。
アプリコースの本体へのダウンロード機能【NA-LX129C/LX127C】
アプリコースを洗濯機本体へ最大3コース迄ダウンロードが可能で、本体からでも運転ができるようになりました。
アプリコースは旧モデルからダウンロードが可能でしたが、パナソニックは本体からは運転できませんでした。
ダウンロード機能は日立、東芝、シャープともに搭載されています。IoT機能の搭載は一般的になっています。
【関連記事】【2022年】IoT機能搭載の洗濯機一覧|どんなことができる?あったら便利?
旧モデルにおいて、本体から運転できないのはパナソニックのみでしたが、改良してきた形になります。
NA-LX129Cは、本体のカラータッチパネルからもコース説明を確認できます。
またアプリコース「レースカーテン」「敷きパッド」コースの2コースが追加されました。
レースカーテンコース
(容量1.5 kg/洗濯のみ/運転時間約60分)
汚れをしっかり落とし、シワにならないようやさしく脱水します。
敷きパッドコース
(容量2 kg/洗濯のみ/ 運転時間 約1時間41分)
水温を上げて、汗や皮脂汚れをしっかり洗います。ベッドパッドも洗えます。
まとめ
2023年度10月発売モデルのパナソニックドラム式洗濯乾燥機の解説をしました。
今年はマイナーチェンジモデルです。
変更点の中で注目は、従来おしゃれ着洗剤用の自動投入タンクが選べるタンクとして拡張されたことでしょう。
おしゃれ着洗剤に加えて、漂白剤まで自動投入できるようになりました。
トリプル自動投入の強みをさらに発展してきて、本機能においては他メーカーは追従できていないです。
自動投入はいちど使うと、以降はないことが考えられないくらい便利な機能です。
ぜひ、自動投入機能を搭載したドラム式洗濯乾燥機の購入をおすすめします。
【参考記事】まちのでんきやが語る|洗濯機の洗剤自動投入機はいる?いらない?メリットとデメリットをご紹介
撥水回復コースにおいても、現時点唯一のコースとなっています。
今後もパナソニックの洗濯機の新要素は楽しみです。
それではまとめます。
- トリプル自動投入の機能がさらに拡張。タンク3に液体漂白剤を入れて自動投入できるようになりました。
- パナソニックの自動投入タンク容量は最大であり、トリプル自動投入は業界唯一の機能です。
- 12kgドラム式洗濯乾燥機の3番目のモデルである「NA-LX125C」にもトリプル自動投入が搭載。自動投入機能搭載機種が拡大しました。
- 「はっ水回復」コースが追加。アプリ専用コースではなく本体から運転が可能です。はっ水機能がある衣類を長持ちさせます。
- アプリコースを3コース本体に登録可能に。従来モデルではアプリからしか運転できなかったが本体からも運転できるようになりました。
- 今年の新アプリコースは「レースカーテン」コース、「敷きパッド」コース。今後も増えていきそうです。
2022年度パナソニックのドラム式洗濯乾燥機についても解説しています。あわせてどうぞ。
【関連記事】【2022】NA-LX129BとNA-LX129Aの比較解説【違いはなに】
【関連記事】【違いは何?】パナソニック洗濯機NA-LX129BとNA-LX127B、NA-LX125Bで比較【ポイントは?】
それでは。