2023年6月にAW-12DP3とAW-10DP3が発売されることが発表されました。
当記事では前機種であるAW-12DP2とAW-10DP2と比較し、なにが変わったのかを解説します。
機種名は末端の数値である2が3に変わっています。
AW-12DP2→AW-12DP3です。
AW-12DP3は洗濯容量が12kg。
AW-10DP3は洗濯容量が10kg。
機種名の「AW-」に続く数値が容量を表しています。
AW-12DP3とAW-10DP3は洗濯容量が異なるだけです。
すなわち、製品本体の大きさは異なりますが、性能・機能は変わりません。
どちらにするかは、ご自宅の洗濯機の設置環境や、自分がどれだけ洗濯容量を求めるのかによります。
12kgでかなりの容量ですよね。そんなに一度に入れて洗えるものでしょうか?
いえいえ。実際には12kgの衣類を入れようとすると洗濯槽はパンパンで入らなくなります。
洗濯容量は1人1日1.5kgという目安もあります。
容量の目安は1人1日約1.5 kg!+αの余裕があると便利
わが家の適性容量は?
ですので、4人家族であれば6kg+αあれば十分です。
それでも大容量が欲しい・・・
余裕のある洗濯機でたくさん洗いたい・・・
という場合は洗濯容量12kg、そうでなければ10kgでよいでしょう。
なお、当機種のおすすめポイントである特徴は以下のとおりです。
- 抗菌ウルトラファインバブル洗浄Wで高い洗浄力が期待できる。汚れ重視のひとにはおすすめです。
- 液体洗剤・柔軟剤 自動投入搭載。一度使うとその便利さに驚きます。洗剤を入れる手間がなくなるだけでかなりストレスを軽減できます。
- 大容量 洗濯容量12kg。大は小を兼ねるといいますが、大きければその分余裕があるので洗浄力も上がりますし、毛布など大物衣類も洗えます。
便利な液体自動投入について書いた記事もご参考にどうぞ↓
まちのでんきやが語る|洗濯機の洗剤自動投入機はいる?いらない?メリットとデメリットをご紹介
それでは前機種から変わったところを見ていきましょう。
変更点1.新コースのスポーツウェアコースが追加された
運動後のスポーツウェアの洗浄に適した「スポーツウェアコース」を新たに搭載されました。
ところで、新コース追加はよいですがその分過去に存在していたコースが減らされています。
予洗い+コースがなくなりましたね・・・。
予洗い+コースがなくなりました。
- Q予洗い+コースってなんですか?
- A
短い予洗いを先にしてから、さらに洗濯運転を行います。2度洗濯するイメージです。
汚れのひどい衣類を先に洗ってからほかの衣類と洗いたい場合に便利です。
予洗い+コースはAW-12DP1/AW-10DP1で追加されたコースです。最近です。
よほど人気がなかったようです・・・。
今機種のAW-12DP3/10DP3とAW-12DP2/10DP2のコース並びは以下のようになっています。
変更点2.デザインが少し変わった
ほんとうに微妙な差ではありますが、縁が目立たなくなっていたり、コースのボタンが透過色になっていたりします。
小さな差ですが少し変わっています。
当機種はスタイリッシュな洗濯機を売りにしていることもあるのでよりよいデザインが取り入れられたようです。
変更点3.保護カバーが追加された
洗濯機の下部をカバーする保護カバーが追加されています。
縦型洗濯機は下部にモーター(駆動部)があり、洗濯中や脱水中は回転しています。
子供などが手を伸ばして触れてしまうなどすると大けがすることになります。
そうした事故を未然に防止するために洗濯機の下にカバーをするのがこの目的です。
今後、保護カバーはどのメーカーも安全のため共通仕様になると思います。
最近は洗濯機専用の台車の上に洗濯機を置く人も増えています。
洗濯機の下をクイックルワイパーや掃除機で洗えるようにしたりです。
また、振動吸収クッションなどを使って嵩上げしている場合もあります。
そうした場合は洗濯機の下に手を入れやすくなるので、保護カバーの必要性は高まっていますね。
ハイハイする赤ちゃんなどは特に怖いですね!保護カバーがあると安心です。
AW-12DP3/10DP3とAW-12DP2/10DP2の仕様差
機種名 | AW-12DP3 | AW-12DP2 | AW-10DP3 | AW-10DP2 |
---|---|---|---|---|
洗濯・脱水容量 | 12kg | 12kg | 10kg | 10kg |
運転音 | 洗い 約29dB 脱水 約37dB | 洗い 約29dB 脱水 約37dB | 洗い 約29dB 脱水 約37dB | 洗い 約29dB 脱水 約37dB |
目安時間 | 洗濯時 約43分 | 洗濯時 約43分 | 洗濯時 約35分 | 洗濯時 約35分 |
標準水位 | 80~19L | 80~19L | 67~19L | 67~19L |
標準使用水量 | 洗濯時 約139L | 洗濯時 約139L | 洗濯時 約119L | 洗濯時 約119L |
消費電力(50/60Hz) | 洗濯時 540W | 洗濯時 540W | 洗濯時 750W | 洗濯時 750W |
消費電力量 | 洗濯時 約105Wh | 洗濯時 約105Wh | 洗濯時 約75Wh | 洗濯時 約75Wh |
ボディ幅 | 590mm | 590mm | 590mm | 590mm |
総外形寸法 (幅×奥行×高さ) | 637×642×1051mm | 637×642×1051mm | 637×642×986mm | 637×642×986mm |
質量 | 約50kg | 約50kg | 約48kg | 約48kg |
なにも数値に変わりはないですね・・・
性能面、製品本体の仕様に変化はありません。
前機種とまったく仕様は同じです。
AW-12DP3/10DP3とAW-12DP2/10DP2の機能差
機種名 | AW-12DP3 | AW-12DP2 | AW-10DP3 | AW-10DP2 |
---|---|---|---|---|
洗浄機能 | 抗菌ウルトラファインバブル洗浄W | 抗菌ウルトラファインバブル洗浄W | 抗菌ウルトラファインバブル洗浄W | 抗菌ウルトラファインバブル洗浄W |
Ag+抗菌水 | Ag+抗菌水 | Ag+抗菌水 | Ag+抗菌水 | |
ザブーンパル6 | ザブーンパル6 | ザブーンパル6 | ザブーンパル6 | |
水流パワーボタン | 水流パワーボタン | 水流パワーボタン | 水流パワーボタン | |
おしゃれ着トレー | おしゃれ着トレー | おしゃれ着トレー | おしゃれ着トレー | |
乾燥機能 | 風乾燥(ヒーターレス)3.0kg(化繊混紡) | 風乾燥(ヒーターレス)3.0kg(化繊混紡) | 風乾燥(ヒーターレス)3.0kg(化繊混紡) | 風乾燥(ヒーターレス)3.0kg(化繊混紡) |
低騒音技術 | DDモーター(インバーター制御) | DDモーター(インバーター制御) | DDモーター(インバーター制御) | DDモーター(インバーター制御) |
清潔機能 | 槽洗浄・槽乾燥コース | 槽洗浄・槽乾燥コース | 槽洗浄・槽乾燥コース | 槽洗浄・槽乾燥コース |
自動おそうじ機能(自動お掃除モードあり) | 自動おそうじ機能(自動お掃除モードあり) | 自動おそうじ機能(自動お掃除モードあり) | 自動おそうじ機能(自動お掃除モードあり) | |
節電・節水 | ecoモード | ecoモード | ecoモード | ecoモード |
ふろ水ポンプ | ふろ水ポンプ | ふろ水ポンプ | ふろ水ポンプ | |
使いやすさ | 液体洗剤・柔軟剤 自動投入 | 液体洗剤・柔軟剤 自動投入 | 液体洗剤・柔軟剤 自動投入 | 液体洗剤・柔軟剤 自動投入 |
自動2度洗いコース | 自動2度洗いコース | 自動2度洗いコース | 自動2度洗いコース | |
予洗い+(プラス)コース | 予洗い+(プラス)コース | |||
香るおしゃれ着コース | 香るおしゃれ着コース | 香るおしゃれ着コース | 香るおしゃれ着コース | |
スポーツウェアコース | スポーツウェアコース | |||
ほぐせる脱水 | ほぐせる脱水 | ほぐせる脱水 | ほぐせる脱水 | |
予約機能 | 1~24時間後設定 | 1~24時間後設定 | 1~24時間後設定 | 1~24時間後設定 |
機能もコースに変化があったくらいですね・・・
今回のスポーツウェアコース追加と、予洗い+コース削除以外に差はありませんでした。
新機種にこだわらないで前機種を買えるのであればそれもあり
ここで余談ですが、今機種の購入を考えるのでれば前モデルを買うのもありです。
ただし、商品入れ替え時期のみの短い期間ですが・・・
というのもご紹介したように、新モデルであってもそれほど機能に差はありません。
今モデルはマイナーチェンジです。
であるのであれば、商品価格が下がりきった前モデルを今買うのもありですね。
運よく在庫のある店舗を見つけたかたは検討してみるとよいですよ。
また、当機種は「乾燥機能なし」です。
乾燥機能ありの大容量洗濯機も東芝から出ています。
そちらの解説記事もご参考にどうぞ↓
【2023年】AW-12VP3/10VP3とAW-12VP2/10VP2の違い【なにが変わった】
まとめ
AW-12DP3/10DP3とAW-12DP2/10DP2を比較しながら変わったところを解説しました。
それではまとめです。
- 特徴点は抗菌ウルトラファインバブル洗浄W、洗剤自動投入機能搭載、ゆとりの大容量タイプ
- 変更点1.「スポーツウェアコース」追加。その分2021年機種で追加された「予洗い+コース」がなくなった
- 変更点2.わずかではあるがデザイン変更。よりスタイリッシュな形状に。デザイン性には注目。
- 変更点3.保護カバーが追加された。より安全性が高まった。
- 仕様や機能差には顕著な差はなし
- 買える状況であれば前モデルを購入してしまうのもあり。安く買えます。
以上です。それでは。