- 洗濯のコツ
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合成洗剤より格段に安全。でも石鹸選びは難しい?ーアトピーと洗剤⑨
アトピー改善におすすめのライフスタイルをご提案しています。
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20代の頃の原因不明の皮膚炎や今に続くさまざまなアレルギー症状、また長男の乳児湿疹や喘息をきっかけに洗濯をみなおすようになりました。
現在では石鹸の残留やカビがない、痒くならない肌に優しい洗濯をしています。
今回は【アトピー改善には手ぬぐい】シリーズの第9回目。
手ぬぐい使用がアトピー改善につながるという記事を書いています。
1回目はこちら。
・衣類に洗剤を残さない肌にやさしい洗濯のコツ ーアトピーと洗剤①
前回は手ぬぐいが生乾き臭対策に効果があることを書きました。
・エコ洗剤でも大丈夫!今すぐできる生乾き臭対策 ーアトピーと洗剤⑧
今回は煮洗いに使う石鹸の選び方をご紹介します。
目次
生乾き臭には煮洗いという奥の手
布巾の嫌な臭いには煮洗いがおすすめです。
手ぬぐいはアイロンによる消毒や酸素系漂白剤に一晩つけることでほぼ臭いがとれますが、しつこい生乾き臭なら煮洗いです。次回の記事でご紹介します。
ところがタオルは厚みとループがあります。アイロンがけはできません。酸素系漂白剤につけるだけでは落ちないこともあります。
また家庭用の鍋で煮洗いするのはかなり大変です。
洗濯&煮洗い用石けんの選び方・インターネット調べる場合
今回は「MIYOSHIのせっけん そよ風」を利用しました。
煮洗い用の石鹸なのでそこまで深く考えて買う必要はありませんが、買った石鹸は洗濯にも使われると思いますので選び方をご説明します。
石鹸洗濯をこれからはじめる場合、いろいろ調べるためにインターネットを活用される
方が多いと思います。
また石鹸洗濯が洗濯がうまく行かない場合もなにかと検索する機会があるでしょう。
ところがインターネットは便利ですが調べれば調べるほど分らなくなることがあります。
「あのサイトはこう言っているけどこのサイトは全く逆のことを言っている」とか、石けんの成分に関しても諸説あり何を信じていいのかわからなくなってしまいます。
「石けんより合成洗剤の方がいい」という意見まであります。
インターネットで正解を探し出すのがむずかしいですね。
石鹸の選び方・書籍で調べることのメリット
インターネットでは分かりにくいので本屋や図書館に行ってみました。
書籍なら確かな情報が得られるかもしれないと期待しましたが、インターネットと状況はあまり変わりません。
両極端な意見があり迷います。
でも本はインターネットより分りやすい部分があります。
誰が書いているかということがはっきりしている点です。
・環境保護の立場の人が書いているのか、
・中立な立場の人が書いているのか、
・メーカーさんが書いているのか、
などが分ります。
「合成洗剤がいいよ」と言っているのは合成洗剤メーカーさんに頼まれて書いている研究者だったりします。
読み終わってから肩書きを見てなるほどと思います。
参考になります。
石けん選びはシンプルに考える
私が試行錯誤して得た石けんの選び方はとても簡単です。
「近所で買えるもの(食材の宅配などの商品も含む)を買う」ということです。
それだけです。
買いやすいもので安いものが一番長続きします。わざわざ取り寄せたりはしていません。
高級なものや取り寄せのものなど、石けんにことんこだわる方もいらっしゃると思いますが、「石けんを衣類に残留させない上手な洗濯」をすることで肌への負担は最小限、だから石けんはどれでもよいと考えています。
近所のちょっと大きめのスーパーなどにおいている「洗濯石鹸」をぜひ試してみてください。
洗濯石けんを購入する場合の注意点
○純石鹸(無添加石けんと呼ばれるもの)は扱いにくいです。炭酸塩などが添加されているものをおすすめします。
洗浄を助けてくれるアルカリ剤(炭酸塩等)が加えられている洗濯石けんがおすすめです。
アルカリ剤は正しく使えば(すすぎがよくできていれば)安全性を心配する必要はありません。
○動物性のものより植物性のものをがおすすめ
これは動物の命を洗濯石けんに使うのは申し訳ないという個人的な考えからです。(追記:その後サイトで確認したところミヨシのそよ風には牛脂が含まれていました。商品のラベルには省略されている成分が販売元のサイトには詳しく書かれていることがあります。ただしすべての成分が記載されているわけではありません。)
○「洗濯石鹸」と書いてあっても「合成界面活性剤(化学的なもの)」の入ったものは石鹸ではありません。だまされないようにして下さい。刺激が強いのでアトピーが悪化する可能性があります。
洗濯石鹸を装った非常に紛らわしい商品が出回っています。
「界面活性剤」と記載されているもの「合成」がついていないものを選んでください。
○液体石けんも扱いが難しいのでおすすめできません。
液体石鹸はアルカリ剤がはいっていないものがほとんどです。石鹸カスが出たり石鹸が残留する可能性が高いです。また割高なので日常使いには不向きです。
石鹸の香り
今回使ったミヨシの石けんは、使いやすい、どこでも手に入りやすい、安い、と日常使いにおすすめの商品ですが少し問題もあります。
香りがついていることです。
アトピーの方には刺激が強いと思います。
ただし香りは人によって感じ方が異なります。
合成洗剤ほど強い香りではないので一度ためしてみて頂くといいと思います。
私は香りが苦手ですが洗濯物に香りを求める人もいます。
部活をして汗をいっぱいかく男の子がいる、
営業をしているご主人様がいるなど、エチケットとして香りを少しプラスしたいという需要があります。
アトピーではあるけれど、少し香りも楽しみたいという方にはもしかしたらマッチする商品かもしれません。ただしかゆみなどが出た場合はすぐに使用を中止してください。
我が家で普段メインに使っている洗濯石けんはミヨシではなく宅配(毎週食材を運んでくる宅配)の商品です。
金属封鎖剤(食品工場の洗浄ラインでも使用されている安全性の高い成分のもの)が添加されていることががちょっと不満です。
ただしにおいがなく、泡立ちよく、安いので使っています。
金属封鎖剤という添加物は気になりますが私の洗濯方法では、
洗濯物に石けん成分が残留しない、
石けんも必要最小限しか使わないので環境への負荷も少ない、
ということでよしとしています。
身近なところで手に入る洗濯石けんを色々ためしてみて下さい。
追記:ミヨシのそよ風に関しては後日サイトで確認したところ、脂肪酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、香料の他にけい酸ナトリウム、EDTA4ナトリウム、グリセリンが含まれていることがわかりました。またパーム油も使われているため環境によいとは言えないようです。
肌にも環境にもよく使いやすい100点満点の粉石鹸にはまだ出会ったことがありません。
それでも石鹸は合成洗剤よりは格段に安全と言えると思います。
・合成洗剤や柔軟剤は今すぐやめよう。アトピーが悪化する驚くべき理由とは?
また最近進化しているアルカリ剤も大変おすすめです。
とくにおすすめはこちらの洗剤です。
○水と竹の成分だけでできた驚きのアルカリ洗剤「竹炭の洗い水」。肌に優しいのに汚れがよく落ちます。環境にも大変優しく今一番おすすめの洗剤です→竹炭の洗い水
○使えばアトピーが改善する洗剤ってどういうことでしょう? 地球にも肌にも優しい→「ベビーマグちゃん」を使ってみよう。
次回は煮洗いの方法をご紹介します。
・生乾き臭には石鹸&酸素系漂白剤で煮洗いを ーアトピーと洗剤⑩
・おいそがしい方はまとめ記事をどうぞ→アトピーの肌を洗剤の刺激から守る意外な方法(洗濯のコツまとめ)
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